この記事で解決する悩み
- 複利効果とは
- 複利と単利の違い
- 複利はいつから実感できるのか
- 株式投資4年目ではどうなっているか
今回は複利効果はいつから実感できるのかについて書いていこうと思います。
[結論]複利効果の実感は最低でも10年はかかると考えておきましょう。
株式投資をする上では複利、単利の言葉の意味を知っておくのは大事です。これらの意味を知ると株式投資への見方が変わります!
この記事を書いた人
- 2021年から株式投資スタート
- 31歳で資産1300万達成
- 現在毎月配当約6500円
この記事は3分程度で読めます。複利や単利について学びたい方は是非、読んでいってください。
複利効果とは
複利効果とは投資で得た収益を受け取らず再投資し利息が利息を生み資産が増えていくことです。
投資で得た利益は現金化せず、再投資することで複利効果により資産が雪だるま式に増えていきます。
複利と単利の違い
「複利は人類における最大の発明だ」とアインシュタインが述べるほど複利には大きな効果があります。
そんな複利とは?
元本から発生する利息を再投資し,元本が成長していく仕組み
複利は利息が成長するたびに元本が増え、その元本に対する利息もまた成長するという連鎖的な仕組みのことです。
また、単利も理解することが重要です。
単利は元本だけに利子がつきます。
- 複利:元本と前についた利子をあわせた金額に対して利子がつく。
- 単利:元本だけに利子がつく。
株式投資で複利効果を得るには、利益を再投資する必要があります。
ここで複利と単利の比較を表にして解説していきます。
①100万円を年率5%で運用した場合
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
複利5% | 105万円 | 115万円 | 127万円 | 162万円 | 207万円 | 265万円 |
単利5% | 105万円 | 115万円 | 125万円 | 150万円 | 175万円 | 200万円 |
単利の計算は、毎年5万円が増えていく「足し算」ですが、複利の計算は元本と利息を加えたものに「掛け算」します。
複利では、投資期間が長ければ長いほど、運用利率が高ければ高いほど資産運用の差が出ます。
②100万円を複利10%と20%で運用した場合
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
複利5% | 105万円 | 115万円 | 127万円 | 162万円 | 207万円 | 265万円 |
複利10% | 110万円 | 133万円 | 161万円 | 259万円 | 417万円 | 672万円 |
これらの例で大事なことがわかります。複利効果では
運用利率が良く投資期間が長いほど資産が雪だるま式に増えていきます
複利5%では15年目で元本が約2倍ですが10%では10年目には元本が2倍以上になっており運用利率の重要性がわかると思います。
利益を再投資して元本のチカラを強め、複利効果を高くしていきましょう!
複利の重要性
複利が凄いのは理解したと思いますがなぜ、重要なのかというのも解説していきます。
銀行にお金を預けるだけでは資産は増えていかない
今の預金金利で2倍にするには3000年かかる
現在は世界的に超低金利の時代です。
- 三井住友銀行 0.002%
- 三菱UFJ銀行 0.001%
- みずほ銀行 0.001%
といった感じに、日本の預金金利0.001%程度では複利効果はほとんど期待できません。
「72の法則」を使うと、資金が2倍になる期間は今から72000年後になります、、、
次でこの計算について説明します。
お金が倍になる期間がわかる法則「72の法則」
「72の法則」と呼ばれる計算式があります。
これは複利で運用して資産を倍にするための必要な期間をざっくりと計算するための法則です
計算式で表すと次のようになります。
72÷金利=お金が2倍になる期間(年)
たとえば、100万円のお金を複利で運用した場合
- 1%で運用した場合:72÷1=72 約72年必要
- 3%で運用した場合:72÷3=24 約24年必要
- 6%で運用した場合:72÷6=12 約12年必要
- 8%で運用した場合:72÷8=9 約9年必要
といった感じにお金が2倍になる期間が求められます。
また、この法則は元本を2倍にするのに必要な金利も計算できるといった応用もできます。
例)5年で元本を2倍にするのに必要な金利は?
・72÷5年=14.4%
上記の式により14.4%で運用すればいいとわかります。
資産を増やしたいのなら運用年数を長くすることが大事
資産運用の効率を上げる簡単な方法が運用年数を長くすることです。
その理由は、運用年数が長くなるほど「複利効果」の恩恵が受けられるからです。
具体例を書きます。
資産500万円を利回り4%で複利運用した場合
- 1年後 5200000円
- 10年後 7401221円
- 20年後 10955616円
- 30年後 16216988円
こんな感じに増えていきます。
この場合の実質利回りは、運用期間が1年間の場合だと4%、10年間だと48.02%、20年間だと119.1%、30年間だと224.3%になります。
このように、運用期間が長くなるほど実質利回りは高くなります。言い換えれば、すぐにお金持ちになろうとせず、途中退場せず長い時間をかければ誰でもお金持ちになれることがわかります。
複利はいつごろから実感できるのか
複利効果を実感するためには、最低でも10年はかかると考えておきましょう
というのも、投資している株や投資信託の値段は毎日上下するもので、短期間ではその効果を実感しにくいからです。
ただ、歴史の流れを振り返ると世界株式などで10年ほど運用を続けていれば、資産が途中で大きく目減りしても、約10年後には複利効果の恩恵を受けられる確率が高いと考えられます。
なので、株式投資や投資信託で結果を残したいのなら長期目線で考えることが大切です。
すでに今
- 老後の生活資金の確保
- 早期リタイア
等を考えている方は今すぐにでも始めてください。出来るだけ早い時期から資産運用して経験を積むことが大切です。
老後の生活資金の確保を例にすると
退職金が入ってから資産運用を考えると、投資期間が短かく投資経験も浅いので必ず混乱します。
毎月1000円といった少額からでもいいので20~30代といった若いうちから投資をしておきましょう。
株式投資や投資信託の話をしましたが、どちらがいいかわからない方に向けても記事を書いていますのでこちらも参考にしてみてください!
-
[これから投資を始める人へ!]株式と投資信託どっちがいいのか
続きを見る
複利効果を実感できたと感じるとき
個人で調べた結果ですが複利効果が得られたと感じる場面は3つあります。
- 配当金が生活費を超えたとき
- 配当金がボーナスを超えたとき
- 配当金が毎月の収入を超えたとき
仮に、月々の生活費が30万であれば配当金で生活費ができる夢の配当生活をすることができます。
会社員と仮定して年間ボーナスが100万であれば年間の配当金が50万を超えていれば3回分のボーナスを手に入れた実感できます。
これも会社員としての想定ですが月の手取りが25万だとしたら月に25万以上の配当金を得ることにより実感を得たと感じると思います。
言っていることは簡単ですが、上記のレベルに達するには長い道のりです。できるだけ早く少額でもいいので少しづつ投資は始めるようにしましょう
株式投資4年目ではどうなっているか
ここからは株式投資4年目の私の現状がどうなっているか書きたいと思います。
[結論]やはりそんなに恩恵を得られていない
現在、私は400万円ほど投資(投資信託を含む)に回しています。
- 約130万(投資信託)
- 約270万(個別株)
特に恩恵を受けやすいのが配当投資だと思いますが現在の私の年間配当金が98869円(税引き後)で、月に約8200円手に入る感じです。
月8000円の不労所得では生活が変わったという実感はあまり湧かないというのが今の現状です。
[まとめ]複利を実感できるのはいつからか
今回は
- 複利効果について
- 複利と単利の違い
- 複利の実感はいつからか
について書いてきました。
複利運用では運用利率と投資期間で結果が変わります。
特に早く投資を始めることは重要で誰でもお金持ちになれるチャンスがあることがこの記事でわかったと思います。
人生100年時代なので今からでは遅いというのは決して無いので今の生活より豊かになりたいと思う人は投資を始めてみましょう。